SSD、SSHD、HDD
HDDは容量と低価格を提供します。SSDは高速です。SSHDは、HDDとSSDのメリットを組み合わせたものです。
ハードディスク・ドライブ (HDD)、ソリッド・ステート・ドライブ (SSD)、ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブ (SSHD) の違いが分からないとお困りではありませんか?考慮すべき重要な要素が数多くあるため、お客様独自のニーズに対応するオプションを選択するのが簡単な方法です。
最適なドライブを選択できるよう、以下では主な基準を分類してみましょう。
SSDは可動パーツがないため、利用可能なストレージ・オプションの中で最も薄型です。薄型・軽量のPC、より複雑な工業デザインに特に適しています。標準的なノートブック向けには、高さ7mmのSSDが利用可能です。HDDは、標準的な7mmと15mmのデザインがあります。
容量においては、ハードディスク・ドライブが優れています。ハードディスク・ドライブのストレージ・サイズはソリッド・ステート・ドライブよりも飛躍的に大きく、消費者向けハードディスク・ドライブの現在の容量は最大12TBですが、さらに増加することが見込まれています。ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブも手頃な価格で最大容量ポイントを提供しています。ソリッド・ステート・ドライブは低容量では手頃な価格ですが、大容量では値段が高くなっています。
SSDは、起動のピーク・パフォーマンスと高い読取り/書込み性能を提供し、強力なマルチタスク性能が必要となるコンピューティングをサポートします。SSHDは起動、立ち上げ、ロードにおいて、SSDと同等の性能を提供します。HDDは通常、現在出荷されているPCプラットフォームの大多数に対して十分なパフォーマンスを提供します。
SSDは、250GBから500GBの低容量が手頃な価格です。しかし、特にギガバイトあたりのコストを見てみると、高容量SSDは非常に高額に上ります。HDDはギガバイトあたりのコストが最も低額です。SSHDのギガバイトあたりのコストは、HDDよりもやや高い程度です。
電力効率が最も高いのはソリッド・ステート・ドライブです。ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブは、ハードディスク・ドライブよりもスピンダウンの回数が多いため、僅差で2位となります。一般に、ストレージはノートPCのバッテリ寿命に約10%以上の影響を与えません。バッテリを最も消費するのは、プロセッサ電源とLCDスクリーンです。
SSD、HDD、SSHD技術の故障率は、ほぼ似通っています。SSHDはフラッシュとHDDを組み合わせて効果的に使用するため、信頼性が非常に高くなっています。
ソリッド・ステート・ドライブは、そのデザインから優れた耐久性を備えています。可動パーツがないため、衝撃、落下、温度などの過酷な極限状態に耐えることができます。
ノートPCストレージのアップグレードにおいて、HDD、SSD、SSHDテクノロジから選択するのは難しい決定です。重要なのは、ソリッド・ステートと同等のスピードと最大の容量を予算内で手に入れるにはどうすればよいのか、という点です。総合的に、お客様のニーズを満たすためのパフォーマンス特性と予算条件の最適な組み合わせを提供できるのは、ソリッド・ステート・ハイブリッド・ドライブでしょう。