イノベーション

MACH.2マルチアクチュエータ・ハードディスク・ドライブ

データ処理の多い用途のために、ハードディスク・ドライブの性能を2倍に高めます。

MACH.2とは?

技術開発者が人類にとっての課題を解決し続けていくためには、コンピューティング能力、ストレージ容量、ストレージ性能、これらすべてを常に発展させていかなければなりません。

将来的にハードディスク・ドライブは面密度が高まり、パフォーマンスが下がりやすくなりますが、MACH.2™マルチアクチュエータ技術がこれらの影響を相殺する以上の効果を発揮することになるでしょう。つまり、膨大なデータ処理を必要とする顧客は、最高レベルのハードディスク・ドライブの性能(高いIOPSとスループット、低遅延など)を享受しながら、ますます増え続けるデータの管理というニーズにも対処できるのです。

MACH.2は、データを同時に転送できる2つの独立したアクチュエータを搭載した世界初のマルチアクチュエータ・ハードディスク・ドライブ技術です。MACH.2は1台のハードディスク・ドライブに出入りするデータ・フローを並列化することで、性能向上を図ります。MACH.2は、データセンターのホスト・コンピュータがドライブの2つの別の領域からデータのリクエストと受信を同時に処理できるようにすることで、各ハードディスク・ドライブのIOPS性能を倍増させます。

MACH.2を活用することで、ハイパースケール・データセンターは、容量やTCOを妥協することなく、性能を高めることができます。

MACH.2マルチアクチュエータのメリット

最高レベルのハードディスク・ドライブ性能でデータ処理の多い用途の要件を満たし、増え続けるデータに対応することができます。

性能を2倍に

MACH.2には、2つの独立したアクチュエータとデータ・パスがあり、ホストとの間の同時I/Oストリームを可能にすることで、性能を最高2倍に高めます。

最適なレイテンシー

シーケンシャル性能を改善することで、アクチュエータが1つのドライブと比較してデータ転送速度が2倍になります。

ドライブを最大限に活用

MACH.2は並列化技術を活用し、2つのチャネル・アクセスで独立した2つのストリームを可能にします。

データ転送を加速し遅延を抑制

MACH.2技術がいかにしてデータ転送を高速化し、全体的なコマンドの遅延を抑え、最終的にTCOを削減するかをご紹介します。

詳細をお知りになりたい場合

当社のストレージ専門家が、データ関連の問題解決に役立つソリューション選びをお手伝いします。