ハードディスク・ドライブの保守
注意事項
- 「ホットスワップ」とは、エンクロージャの電源が入っているときにハードディスク・ドライブを取り外して交換できることを意味します。
- 動作中は、最適なエアフローを保つために、ハードディスク・ドライブをスロットに残しておく必要があります。エアフローとファンのパフォーマンスは温度によって調整されます。
- ハードディスク・ドライブを扱うときは、一般的なすべてのESDに関する注意事項を順守してください。
ハードディスク・ドライブの交換
故障したハードディスク・ドライブが保証期間内である場合は、必ずLaCieサポートに連絡して交換用ディスクを入手してください。
1台のハードディスク・ドライブを交換するためにデバイスの電源を切る必要はありません。
- 交換するハードディスク・ドライブを見つけて、ディスク・トレイの右側にある小さな穴に人さし指を置きます。
- エンクロージャから離す方向に人さし指をそっと引きます。SATAコネクタからハードディスク・ドライブが外れるため、しっかりと持ち続けます。緩んだ後は、ハードディスク・ドライブを両手で持ってスロットから取り外します。
- 完全なディスク・トレイを使用して故障したハードディスク・ドライブを交換する場合は、手順4に進んでください。同じディスク・トレイを使用してハードディスク・ドライブを交換する場合は、この手順を続行してください。
- プラス・ドライバを使って、4つの穴からネジをそっと取り外します。
- トレイからディスクをそっと引き出します。
- 空のディスク・トレイを、底部のハンドルを左側にして、平らな作業領域に置きます。
- 多くのディスクには、片側にラベルがあり、反対側にプリント基板があります。ラベル側を上に向けて、ハードディスクをディスク・トレイ内にそっと置きます。SATAコネクタが左側にあることを確認します。4つのネジの穴を、ディスクの4つのネジ穴に合わせる必要があります。
- プラス・ドライバを使用して、4つの穴に4つすべてのネジを慎重に締め付けます。ネジを穴に無理に押し込まないでください。きつすぎる状態でネジを穴に無理に押し込むと、後でネジを外すことが難しくなる可能性や、ネジの歯がつぶれる可能性があります。
- 完全なディスク・トレイを空のディスク・スロットに慎重に挿入します。所定の場所に収まってカチッと音が鳴るまで、ディスク・トレイのハンドルをそっと押します。
アクティブなRAIDアレイのメンバーであるハードディスク・ドライブを交換している場合は、ハードディスク・ドライブのLEDが赤色と青色に点滅し、RAIDがデータを同期していることが示されます。LaCie 2big Dockのストレージを引き続き使用できますが、同期が完了するまではパフォーマンスが低下します。
LaCie 2big Dockエンクロージャ:修理できないコンポーネント
シャーシ内のコンポーネントはホットスワップに対応しておらず、LaCie認定サービス・センター以外の場所では修理できません。カバーを取り外すと、製品の保証が無効になります。また、エンクロージャ内の部品の取り外し、交換、変更や、エンクロージャ内のコンポーネントに関連するアクションを行った場合も、製品の保証が無効になります。ハードウェアのエラーまたは故障が発生した場合は、LaCieサポートに支援を依頼してください。