neubrex-case-study
NeubrexにLyve Mobileの機能が合わさることで、リアルタイムのデータを取得し、提供するまでの時間をさらに短縮できます。
エネルギーサービス企業であるNeubrexは地下水の運用に関するデータを現場からほぼリアルタイムで収集し、処理しています。このような時間が重大な意味を持つ情報は、エネルギーの生産方法の改善や、現場の安全確保をいかにして実現するかという判断に影響を与えます。NeubrexのチームはSeagate® Lyve Mobileを導入することで、大量のデータの集約から保存、処理、移動まで一連の作業をすばやくかつ簡単に行えるようになりました。
Lyve Mobile Arrayユニットは現場のデータ・センターとして機能し処理時間を30%から40%に低減。
Lyve Mobileを使用すると個別のハードディスク・ドライブを複数運用することに伴うリスクを解消することで、より安全にデータを移動できるようになります。
Seagateの大容量のデータ転送が可能なフルスイートの統合ソリューションは、エッジからクラウドへのワークフローに対応します。
NeubrexはLyve Mobileのシンプルなデータ取り込み機能や優れたセキュリティ、現場での高速なデータ処理能力を活用することで、顧客に速やかに最新情報を提供できるようになりました。
エネルギーサービス企業であるNeubrexは分散型の光ファイバ感知技術を駆使して地下水の運用に関わる物理特性を2Dと3Dの両方から詳細に測定し、臨機応変に処理します。エネルギー開発と二酸化炭素の管理市場において不可欠な要素であるこれらのデータを現場で収集し、加工することで、すばやく分析情報を提供し、求められている回答を導いています。
地球科学分野の技術者が地下水のデータを速やかに評価できれば、その分だけエネルギー生産や実行計画の改善案についても速やかに、環境面からも適切かつ安全な方法で意思決定を下せるようになります。そのためNeubrexではデータの取得、処理、提供をより高速に行える方法を常に模索しています。
かつてNeubrexでは、個別のハードディスク・ドライブでRAIDシステムを構築して現場のデータを保存していました。この管理方法はトップライン・データの初期処理やフィルタリングを難しくしました。個別のハードディスク・ドライブを使用して最大500TBのデータを保存し、中身を整理することに加え、熱や湿度、埃、汚れ、起伏の多い現場環境などからディスクを保護しなければならないとなれば、ドライブの運用は厳しくなる一方でした。
Seagate® Lyve Mobileはデータの問題で紛糾するNeubrexにとって、うってつけのソリューションでした。大容量のデータ転送能力を備えたフルスイートの統合ソリューションでエッジからクラウドへのワークフローに対応できることから、Lyve Mobileのチームは大規模なデータをすばやく簡単に集約して保存、処理、移動できるようになりました。
これにより、Neubrexの現場の技術者は自社データ収集システムから、高い処理能力を持つシステムとじかにやり取りできるLyve Mobile Arrayユニットにデータを書き込むことができます。これはすぐそばにデータ・センターがあるようなもので、ネットワークのボトルネックに左右されたり、依存したりするという問題がなくなるということです。
その結果、Neubrexは従来より10倍も速くクラウドにデータを上げられるようになり、処理時間を30%から40%も減らすことに成功しました。
他にも利点があります。Lyve Mobileを利用するとハードディスク・ドライブを分散することに伴うリスクや取り違えの問題がなくなるため、データを物理的に移動するのが今までよりも簡単(かつ安全)になります。Lyve Mobile Arrayは1台で最大96TBまでデータを保存できます。運搬ケースはユニットの安全を考慮した堅牢な作りのため、手間なく車両に積み込んでデータをどこにでも運ぶことができます。
データ・セットをクラウドに移動する場合は、Lyve Mobileのクラウド・インポート・サービスを使用することでエンドポイントやエッジ、コアなど、どのような場所からでもすばやく、シンプルかつ安全にデータを主要クラウドに転送できます。支払いはデバイス単位の均一料金で、ロジスティクスやエンドツーエンドのサポート対応はすべてSeagateにお任せいただけます。デバイスに保存されているデータに対する所有権やアクセスに関する一切の権利はNeubrexにあります。
Neubrexは、今ではLyve Mobileのクラウド・インポート機能を使うことで、ネットワークを介すよりも遥かに高速にデータを移動できることもわかっています。プロジェクトで蓄積された500TBという全データ・セットをクラウドに移すのも、3日もあれば完了します。この所要時間には、データ・センターでLyve Mobileの高速インターフェースを介して直接データを取り込んだり、出荷したりする時間も含まれます。現場で使える平均的な帯域幅である1Gbpsでのネットワーク転送の場合、47日も必要であることを考えると、圧倒的に高速です。
Lyve Mobileのユニットは現場でのデータ処理システムやスループットの高いエンタープライズ・データ・センター・システムと簡単に接続できるように設計されています。このように、今やNeubrexは顧客から情報の提供を依頼されれば、その要望に速やかに応えられます。
Neubrexは顧客が地下水脈や周辺の地下で起きていることを、可能な限り速やかに把握できるように力を尽くしています。そしてLyve Mobileにはその取り組みを支えるための、シンプルなデータ取り込み機能や強固なセキュリティ、現場での高速処理を可能にする機能が備わっています。未加工のデータをアーカイブしたり、将来的に利用したりできるように、効率的にクラウドに送信するという使い方もできます。Lyve Mobileがあれば、新たなクライアントの獲得やプロジェクトの円滑化を実現できます。
“現場で収集した情報を遅滞なく技術者に渡すことができれば、情報を評価し、意思決定を下すまでの流れは今よりもっと円滑になります。Lyve Mobileならそれが可能です。”
当社のストレージ専門家が、データ関連の問題解決に役立つソリューション選びをお手伝いします。