Business Storage Windows Server NAS - Active Directoryドメインに追加しドメイン・ユーザを共有に割り当てる方法

Windows Server NASをActive Directoryドメインに追加し、ドメイン・ユーザを共有に割り当てる方法を説明します。

Business Storage Windows Server NASをActive Directoryドメインに追加してドメイン・ユーザを共有に割り当てるには、以下の手順に従ってください。

       静的DNSサーバ・アドレスの設定

            デフォルトでは、Windows Server NASは自動でIPアドレスとDNSサーバ・アドレスを取得するように設定されています。Seagateでは、静的IPアドレスと静的DNSサーバ・アドレスを手動で設定することを推奨しています。

            この例では、静的DNSサーバ・アドレスのみを設定します。

  1. コントロール・パネルを開きます。
  2. View network status and tasks(ネットワークの状態とタスクの表示)] または [Network and Sharing Center(ネットワークと共有センター)] を選択します。
  3. [Ethernet(イーサネット)] を選択します。
  4. [Properties(プロパティ)] を選択します。
  5. [IPv4] を選択して [Properties(プロパティ)] を選択します。
  6. [Use the following DNS server addresses (以下のDNSサーバ・アドレスを使用する)] を選択します。
  7. ドメイン・コントローラ/DNSサーバのIPアドレスを入力して [OK] をクリックします。
       

Windows Server NASをドメインに追加する

  1. スタートメニューを開きます。
                (Windowsキー () + Dを押して、まずデスクトップを表示させます。)
  2. ファイル・エクスプローラ () を開きます。
  3. コンピュータ上で右クリックし [Properties(プロパティ)] を選択します。
  4. ドメインで [Change settings(設定の変更)] を選択し、ワークグループ設定を選択します。    
    Change settings menu
      
  5. [Change...(変更...)] を選択します。
  6. [Member of(メンバー)] 下のドメインを選択して、[Fully Qualified Domain Name (FQDN)(完全修飾ドメイン名)] を入力したら [OK] をクリックします。  
    Menu where the domain can be entered
      
  7. ドメインへの追加権限があるドメイン管理者のユーザ名とパスワードを入力したら [OK] をクリックします。

    Password entry screen
     
  8. Welcome to the domain(ドメインへようこそ)」プロンプトが表示されたら [OK] をクリックします。[OK] をもう一度クリックします。
  9. NASを再起動して変更を適用します。
  10. 再起動すると、[System Properties(システムのプロパティ)] のドメインにWindows NASが表示されます。

System Properties screen

 

共有の作成とドメイン・ユーザの共有への割り当て
  1. Windows画面の左下のサーバ・マネージャ・アイコン (Server Manager launch icon) をクリックします
  2. [File and Storage Services(ファイルとストレージのサービス)] を選択します。
  3. [Shares(共有)] を選択し、[To create a file share, start the New Share Wizard(ファイル共有を作成するには、新規共有ウィザードを開始してください)] を選択します。

    Server Manager screen
     
  4. [SMB Share - Quick(SMB共有 - 高速)] を選択し、[Next(次へ)] を選択します。

    Profile selection screen
     
  5. [Server and Share Location(サーバと共有の場所)] を選択します。
  6. 共有の場所は、[Select by volume(容量で選択)] を選択します。
  7. 共有を作成するドライブ文字/容量を選択します。
    注意: 共有の保存場所のドライブ文字をC:にしないようにしてください。
    この例では、RAIDボリュームのドライブ文字R:を選択します。
    [Next(次へ)] を選択します。

    Server and path selection menu
     
  8. [Share Name (共有名)] と [Description(説明)] を入力したら [Next(次へ)] をクリックします。  

    Specify share name menu
      
  9. [Share settings(共有設定)] を設定したら [Next(次へ)] をクリックします。
権限とドメイン・ユーザの共有への割り当て

 

  1. [Customize permissions(権限のカスタマイズ)] を選択します。
  2. [Advanced Security Settings for the Share(共有の詳細セキュリティ設定)] で [Share(共有)] タブをクリックします。
  3. [Allow Everyone Full Control(全員にフルコントロールを許可する)] を選択し、[Remove(削除)] を選択したら [Apply(適用)] を選択します。
    Advanced security settings menu
     
  4. [Add(追加)] を選択して特定のユーザを追加します。
    User addition menu
  5. [Select a principal(プリンシパルの選択)] をクリックします。
    ドメイン・ユーザの選択
    ドメイン・ユーザを選択する方法は2通りあります。
    • Enter the object name to select (選択するオブジェクト名を入力)」でドメイン・ユーザの名前を入力し、[Check Names(名前を確認)] を選択します。
    • ドメイン・コントローラ管理者のログイン認証情報を求められます。
    • Advanced (詳細)] を選択したら [Find Now (今すぐ検索)] を選択します。ドメイン・ユーザの一覧が表示されます。正しいユーザをクリックしたら [OK] をクリックします。
    • ドメイン・コントローラ管理者のログイン認証情報を求められることがあります。

以下のスクリーンショットは2つ目のオプションの例です。
User selection menu
オブジェクトとしてドメイン・ユーザがリストアップされています。[OK] をクリックします。
Menu that displays the user
ユーザに権限を設定する
  1. デフォルトでは、読取りと実行のみに権限が設定されています。
    [Full Control(フルコントロール)] と [Change(変更)] オプションにチェックを入れたら [OK] をクリックします。  
    Permissions modification screen
     
  2. [Apply(適用)] を選択して [OK] をクリックします。
  3. アクセスを管理する「Specify permissions(権限を指定する)」のウィンドウで [Next(次へ)] を選択します。
  4. 正しく設定されているか確認できたら [Create(作成)] をクリックします。
  5. 共有が正しく作成できたかどうかを確認します。
  6. [Close(閉じる)] をクリックします。