重要!作業を開始する前に、MacコンピュータからRAIDを作成するデバイス以外のすべての外付ストレージ・デバイス(外付ハードディスク・ドライブ、SDカードなど)を安全に取り外してください。
重要!Macがリカバリ・モード状態にあるときに以下の手順は行わないでください。コンピュータが正常に起動してから作業を開始してください。
RAID 1で1台のドライブが故障した場合、交換する必要があります。RAIDステータスを確認してRAID 1を再構築するには、以下の手順に従ってください:
ステップ1 - RAIDステータスの確認
以下の手順はアレイのどのドライブが故障したかを特定するための手順です:
- デスクトップのトップ・メニュー・バーで [実行] をクリックし、[ユーティリティ] > [ターミナル] の順にクリックします。
- 以下の通り入力します:
diskutil checkraid
(以下の図A参照。)
RAIDステータスにDegraded(低下)と表示されます。
ディスクのステータスにMissing/Damaged(紛失/破損)またはFailed(故障)と表示される場合もあります。
(以下の図A参照。)
RAIDステータスにDegraded(低下)と表示されます。
ディスクのステータスにMissing/Damaged(紛失/破損)またはFailed(故障)と表示される場合もあります。
- 後で参照できるよう、RAIDのUnique ID(固有ID)(図B)、Device Node disk number(デバイス・ノード・ディスク番号)(図C)、故障したディスクのUUID(図D)を書き留めておいてください。RAIDから故障したドライブを取り外したり、RAIDを再構築したりする際にこの情報が必要になります。
ステップ2 - RAID 1から故障したドライブを取り外します。
- ターミナルに以下のコマンドを入力します:
diskutil appleraid remove(図1)故障したドライブのUUID(図2)デバイス・ノード (図3)。
例:
diskutil appleraid remove 148AC6C0-6105-4246-978B-CC729CCEEF9E disk3

これでディスク・ユーティリティでRAIDから故障したドライブを取り外すことができます。
これでディスク・ユーティリティでRAIDから故障したドライブを取り外すことができます。
- 2台のハードディスク・ドライブのうちどちらのドライブが故障しているかを確認します。
--ユニットのLEDが赤色または点滅している場合、問題はそのドライブにあると考えられます。
--どちらのドライブが故障しているか分からない場合は、次の手順に従ってください:
a. RAIDをゴミ箱にドラッグして安全に削除します。
b. デバイスの電源を切ります。
c. デバイスから2台のうち1台のドライブを取り外します。
d. デバイスの電源を入れ直します。
e. 上記で説明したとおり、ターミナルでdiskutil checkraidコマンドを繰り返します。
さらにどちらのドライブが故障しているかを確認する必要がある場合は、手順aからeを繰り返します。
- ストレージ・デバイスの電源を切ります。
- 故障したドライブをストレージ・デバイスから取り外します。
ステップ3 - RAID 1の再構築
新しいドライブを入手したら:
- ストレージ・デバイスの電源を切ります。
- 新しいドライブをストレージ・デバイスで利用可能なスロットに挿入します。
- ストレージ・デバイスの電源を入れます。
ドライブの初期化を求めるメッセージが表示されます。 - [Initialize(初期化)] を選択します。
- デスクトップのトップ・メニュー・バーで [実行] をクリックし、[ユーティリティ] > [ターミナル] の順にクリックします。
- 以下の通り入力します:
diskutil list
- 新しいドライブの [TYPE NAME(名前の入力)] は空欄で表示されます(図2)。IDENTIFIER (ID) ディスク番号を書き留めておいてください(図3)。
- 以下の通り入力します:
diskutil addtoRAID member(図1)新しいドライブのID(図2)RAID固有ID(図3)
[Enter] キーを押します。
注:RAID固有IDはステップ1で図Bとして示されているものです。
例:
diskutil addtoRAID member disk2 53667811-3184-46D6-AA33-4A0D93D5F91A
- 追加プロセスが開始された旨のメッセージが表示されます。
注:「Finished RAID operation on disk_(ディスク_上でRAID作業が終了しました)」というメッセージが表示されても、RAID再構築が完了したという意味ではありません。再構築の完了には、数時間かかる場合があります。
再構築の実行方法:
--ストレージ・デバイスの電源を24時間で入れたままにします。
--Macコンピュータの省エネ設定を24時間「Never sleep(スリープ状態にしない)」に設定します。
ステップ4 (オプション) - RAID再構築の進捗状況の確認
RAID再構築の進捗状況を確認したい場合は、ターミナルを開き、次のように入力します:
diskutil checkraid
下の図は再構築の進捗状況を示しています:
再構築が完了したら、checkraidツールで両方のディスクのステータスがOnline(オンライン)として表示されます。