外付けドライブの性能には、接続、ケーブル、ホスト・コンピュータの種類など、さまざまな要素が影響します。
データ転送速度は最も速度の遅いデバイスの速度になるということを覚えておいてください。つまり、データ転送速度が高速外付けSSDの性能と一致しない場合は、ホストの内蔵ドライブ(HDDまたはSSD)によってデータ転送速度が低下している可能性があります。
もうひとつのよくある性能低下の原因は、ファイルのサイズや種類に関連するものです。小さいファイルのデータ転送速度は通常、大きいファイルを転送する場合よりも遅くなります。
この記事では、さまざまな環境で性能を低下させる要因を説明します。
ホスト | プロセッサのタイプ | インターフェイス | インターフェイスname | コネクタ | Rugged Mini最高速度 |
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Windowsコンピュータ | すべて | USB 40 Gbps | USB4 Gen 3×2 | USB-C | 1050または2000 MB/秒 |
Windowsコンピュータ | すべて | USB 20 Gbps | USB4 Gen 2×2 | USB-C | 1050または2000 MB/秒 |
Windowsコンピュータ | すべて | USB 10 Gbps | USB 3.1 | USB-C USB Type-A | 1,050MB/秒 |
Windowsコンピュータ | すべて | USB 5 Gbps | USB 3.0 | USB-C USB Type-A | 500MB/秒 |
すべてのMacモデルのUSB-Cポート(2016以降) | Intel x86とApple (Mx) | Thunderbolt 4 40Gbps | – – USB 3.1 Gen 2 USB 3.1 Gen 1 | USB-C | 1000 MB/秒または500 MB/秒 |
すべてのMacモデルのUSB-Aポート | Intel x86 | USB 5 Gbps | USB 3.0 | USB Type-A | 500MB/秒 |
最大性能の達成方法:
ドライブに同梱されていたUSB-Cケーブルを使用します。このケーブルはUSB 3.2 Gen 2x2で、フル転送速度とドライブの電源供給をサポートできる長さです。もっと長いUSB-Cケーブルが多く存在しますが、他の標準を使用していることが多いため、転送速度が低下したり、ドライブへの適切な電源供給が妨げられたりすることがあります。他のUSB-Cケーブルを使用する場合は、USB 3.2 Gen 2x2の転送速度と電源供給をサポートしていることを確認してください。
USB 3.2 Gen 2x2ポートにプラグインします。「USB 20Gbps」を示すロゴを探します。USBポートに速度を示すラベルがない場合は、コンピュータ・メーカーに問い合わせるか仕様を見て各USB-Cポートの速度を確認します。コンピュータの各ポートは異なる速度で動作する可能性があるため、コンピュータのマニュアルを参照するときは、ポートの位置が重要です。 注意:Thunderbolt 3、Thunderbolt 4、およびUSB 40Gbpsポートは、最大40Gbpsをサポートできると記載されています。ただし、その大半はRugged Mini SSDのような20Gbpsデバイスをサポートしていません。達成可能な転送速度は最大10Gbpsです。
メイン・コンピュータに直接プラグインします。USBハブまたはドックを使用している場合、そのドックまたはハブ上のすべてのデバイスが帯域幅を共有します。モニターがUSBを利用してディスプレイを動作させている場合、モニターも帯域幅を共有します。したがって、最高の性能を必要としているときは、モニターのUSBポートではなく、コンピュータに直接Rugged Mini SSDをプラグインすることを検討してください。
USB Type Aポートは使用しません。USB Type Aポートは、USB 3.2に対応していても、最大10Gbpsしかサポートしません。最大の性能を提供するのはUSB 3.2 Gen 2x2 (USB 20 Gbps) に対応するUSB-Cポートであることを覚えておいてください。
ヒント:ホスト・インターフェイスに適したケーブルを必ず使用してください。
たとえば、USB 3.0ケーブルはUSB 3.0転送速度を低下させます。また、使用するケーブルがデータ転送用であることを確認してください。一部のUSB-C充電ケーブルは、データを転送できず、USB 2.0速度(480 MB/秒)で動作します。