DJI Copilotでデバイスの取り込みに時間がかかるのはなぜですか?

 

DJI Copilotは小型コンピュータと同じように機能します。コンピュータの場合と同じく、Copilotの転送速度は様々な要因に左右されます。

 

取り込み元のデバイス

データ取り込み元のデバイスの転送速度は、取り込みにかかる時間に影響します。例えば、ポータブル・ハードディスク・ドライブからデータを取り込むと、ソリッド・ステート・ドライブの場合よりも時間がかかります。ほとんどのSDカードとMicroSDカードには、転送速度を示すスピード規格が表示されています。CopilotのLCDスクリーンに表示されている転送速度を、取り込み元デバイスのスピード規格と比較してみてください。

 

取り込み元デバイスのファイル・システム

データ取り込み元のデバイスのファイル・システムは、わずかながら転送速度に影響します。Copilotは、exFATファイル・システムにフォーマットされた状態で出荷されます。このため、同じくexFATにフォーマットされたデバイスからデータを取り込むと、他のファイル・システムの場合と比べて転送速度がわずかに上がります。

 

取り込んでいるファイルのサイズ

小さなファイルをたくさん含むデバイスからの取り込みは、サイズが同じ場合、いくつかの大きなファイルを含むデバイスからよりも時間がかかります。これは、コピーしようとするファイルをCopilotが1件ずつ探し出し、ディレクトリや、ユーザの目には見えないメタデータ入力ファイルを作成する必要があるためです。この処理自体にそれほど時間はかからないものの、小さなサイズのファイルが大量にあれば、その積み重ねで膨大な時間を要します。

 

DJI Copilotの本体温度

通常、DJI Copilotの本体温度が転送速度に影響を及ぼすことはありません。しかし、本体温度があまりに高くなると、Copilotは内部温度が下がるまでパフォーマンス・レートを落とします。

 

使用しているMicroSDアダプタ

Copilot付属のMicroSDカード・アダプタは、UHS1に対応しています。UHS2対応のMicroSDカードをお使いの場合は、デバイスを最高転送速度で利用できるよう、必ずそのカードに付属しているMicroSDアダプタをお使いください。
 

DJI Copilotのファイル・システム

取り込んでいるファイルの種類と、取り込み元によっては、CopilotのexFATファイルシステムはその他のファイル・システムと同程度の速度で実行されない場合があります。大量の小さなサイズのファイルで作業する場合や、別のファイル・システムのパフォーマンスをテストする場合、DJI Copilotを再フォーマットすることができます。CopilotをexFAT以外に再フォーマットすると、MacとWindows PCの両方では動作しなくなりますので、ご注意ください。

Macで作業する場合、CopilotをMac OS拡張ジャーナリング (HFS+) に再フォーマットします。以下の手順をご覧ください。
MacOS 10.6~10.10
MacOS 10.11以降

 

Windowsコンピュータで作業する場合、CopilotをNTFSに再フォーマットします。以下の手順をご覧ください:

  1. DJI Copilotがコンピュータに接続され、[マイコンピュータ] に表示されていることを確認します。
  2. [マイコンピュータ] でドライブが見つかったら、ドライブを右クリックして [フォーマット] を選択します
  3. [ファイルシステム] ドロップダウンからNTFSを選択して [ボリュームラベル] でドライブに名前を付けます
  4. [クイックフォーマット] にチェックマークが入っていることを確認し、[開始] をクリックします。