作業のための事前準備
ハードディスク・ドライブの交換
この例では、スロット1のハードディスク・ドライブ(ブート・ドライブ)に障害が発生し、検出されなくなった事態を想定しています。
Seagate WSS NASの電源を切っておきます。
NASオペレーティング・システムのリカバリ・プロセスの実行
スロット1の新しいハードディスク・ドライブにオペレーティング・システムをインストールするには、Seagate WSS NASをリカバリ・モードにする必要があります。
インストールには20分程度かかる場合があります。
リモートデスクトップを使用してSeagate WSS NASにログインします。
ログインしたら、Seagate Setup Assistantを使用してWindows Storage Server 2012 R2 Essentialsオペレーティング・システムを再設定します。
サーバ・マネージャを使用したストレージ・プールおよび仮想ディスクへの再接続
注意:物理ディスクで、黄色の警告が表示されているドライブは、障害が発生してSeagate WSS NASからすでに取り外されたドライブを示します。また、2ドライブから6ドライブのどれが取り外されたかに関わらず、障害が発生したドライブは常にPhysicalDisk-1と表示され、新しいドライブはハイフンなしのPhysicalDisk1と表示されます。
PowerShellを使用したドライブの廃棄
障害が発生して取り外されたディスクには黄色の警告が表示されます。このようなディスクは、ストレージ・プールのパフォーマンスを低下させないために取り外す必要があります。この問題はPowerShellユーティリティを使用して解決できます。
Get-PhysicalDisk
$missingDisk = Get-PhysicalDisk | Where-Object { $_.OperationalStatus -eq 'Lost Communication' }
$missingDisk | Set-PhysicalDisk -Usage Retired
Get-PhysicalDisk
PhysicalDisk-1に [Retired(廃棄済み)] と表示されます。
仮想ディスクの修理
これで仮想ディスクが修理され、障害が発生した元のドライブへの参照を削除できるようになりました。
廃棄したドライブの取り外し
これでストレージ・プールと仮想ディスクによるパフォーマンスの低下は起こらなくなり、障害が発生したディスクへの参照が削除されました。
注意:Seagate WSS NASを再起動すると、仮想ドライブが取り外されるため、手動で再度取り付ける必要があります。Seagate WSS NASを再起動した場合や電源を入れた場合でも、PowerShellのコマンドを使用して仮想ディスクが取り外されないようにすることができます。
PowerShellを使用して仮想ディスクを自動的に再取り付けする方法
Get-VirtualDisk | Where-Object {$_.IsManualAttach –eq $True}
次のコマンドでは、ManualAttachがFalseに設定されたことが表示されます。再起動すると、仮想ディスクが自動的に接続されます。
Get-VirtualDisk
● ストレージ・プールはパリティ、固定容量を使用して設定し、ホット・スペアは設定しないでください。
● スロット1のブート・ディスクの割り当てられていない容量はストレージ・プールで使用されます。
● 交換用ドライブは空で、現在のストレージ・プールまたは仮想ディスクの一部になっていないことが必要です。
● スロット1のブート・ディスクの割り当てられていない容量はストレージ・プールで使用されます。
● 交換用ドライブは空で、現在のストレージ・プールまたは仮想ディスクの一部になっていないことが必要です。
ハードディスク・ドライブの交換
この例では、スロット1のハードディスク・ドライブ(ブート・ドライブ)に障害が発生し、検出されなくなった事態を想定しています。
Seagate WSS NASの電源を切っておきます。
1. スロット1からドライブを取り外し、元のドライブと同じか、それ以上の容量を持つ空のドライブに交換します。
NASオペレーティング・システムのリカバリ・プロセスの実行
スロット1の新しいハードディスク・ドライブにオペレーティング・システムをインストールするには、Seagate WSS NASをリカバリ・モードにする必要があります。
1. クリップなどをSeagate WSS NAS背面のUSBポートの上にあるピンホールに差し込み、このボタンを押し続けます。
2. Seagate WSS NAS正面の電源ボタンを押してから離します。
2. Seagate WSS NAS正面の電源ボタンを押してから離します。
3. 背部のリセット・ボタンを5秒間押し続けてから離します。電源/ステータス・ボタンのライトが約5分間点滅します。
4. 電源/ステータス・ボタンとファンクション・ライトが点滅しなくなったら、電源ボタンの下にあるファンクション・ボタンを押してWindows Storage Server 2012 R2
Essentialsのインストールを開始します。
4. 電源/ステータス・ボタンとファンクション・ライトが点滅しなくなったら、電源ボタンの下にあるファンクション・ボタンを押してWindows Storage Server 2012 R2
Essentialsのインストールを開始します。
インストールには20分程度かかる場合があります。
5. 電源/ステータス・ボタンのライトが点滅しなくなるまで待ってから、次の手順に進みます。
リモートデスクトップを使用してSeagate WSS NASにログインします。
1. ローカル・ネットワークのPCからMicrosoftリモートデスクトップを起動します。
2. Seagate WSS NASのデフォルト名、seagate-wss-nasを入力します。
3. [Connect(接続)] を選択します。
4. デフォルトのログイン名administratorとパスワードを入力します。注意:パスワードの変更を行っていない場合、デフォルトのパスワードはadminです。
5. [OK] をクリックします。
2. Seagate WSS NASのデフォルト名、seagate-wss-nasを入力します。
3. [Connect(接続)] を選択します。
4. デフォルトのログイン名administratorとパスワードを入力します。注意:パスワードの変更を行っていない場合、デフォルトのパスワードはadminです。
5. [OK] をクリックします。
ログインしたら、Seagate Setup Assistantを使用してWindows Storage Server 2012 R2 Essentialsオペレーティング・システムを再設定します。
サーバ・マネージャを使用したストレージ・プールおよび仮想ディスクへの再接続
1. [Server Manager(サーバ・マネージャ)] を開き、[File and Storage Services(ファイルとストレージのサービス)] > [Storage Pools(ストレージ・プール)] を選
します。
します。
注意:物理ディスクで、黄色の警告が表示されているドライブは、障害が発生してSeagate WSS NASからすでに取り外されたドライブを示します。また、2ドライブから6ドライブのどれが取り外されたかに関わらず、障害が発生したドライブは常にPhysicalDisk-1と表示され、新しいドライブはハイフンなしのPhysicalDisk1と表示されます。
2. [Storage Pool(ストレージ・プール)] を右クリックして [Set Read-Write Access…
(読取り-書込みアクセスの設定…)] を選択します。
3. 物理ディスクを追加するには、[Physical Disk(物理ディスク)] を選択して [OK] をクリックします。
4. [Server for Read-Write Access(読取り-書込みアクセス用サーバ)] を選択して [OK] をクリックします。
5. 仮想ディスクで仮想ディスクを右クリックして [Attach Virtual Disk(仮想ディスクの取付け)] をクリックします。
6. [Attach Virtual Disk(仮想ディスクの取付け)] ボックスで続行するかどうかを確認されたら、[Yes(はい)] をクリックします。
7. 左側で [Disks(ディスク)] を選択し、仮想ディスクを右クリックして [Bring Online(オンライン状態にする)] を選択します。
8. [Bring Disk Online(ディスクをオンライン状態にする)] ボックスが開きます。警告を読んで、[Yes(はい)] をクリックします。これで仮想ディスクがオンライン状
態 になりました。
(読取り-書込みアクセスの設定…)] を選択します。
3. 物理ディスクを追加するには、[Physical Disk(物理ディスク)] を選択して [OK] をクリックします。
4. [Server for Read-Write Access(読取り-書込みアクセス用サーバ)] を選択して [OK] をクリックします。
5. 仮想ディスクで仮想ディスクを右クリックして [Attach Virtual Disk(仮想ディスクの取付け)] をクリックします。
6. [Attach Virtual Disk(仮想ディスクの取付け)] ボックスで続行するかどうかを確認されたら、[Yes(はい)] をクリックします。
7. 左側で [Disks(ディスク)] を選択し、仮想ディスクを右クリックして [Bring Online(オンライン状態にする)] を選択します。
8. [Bring Disk Online(ディスクをオンライン状態にする)] ボックスが開きます。警告を読んで、[Yes(はい)] をクリックします。これで仮想ディスクがオンライン状
態 になりました。
PowerShellを使用したドライブの廃棄
障害が発生して取り外されたディスクには黄色の警告が表示されます。このようなディスクは、ストレージ・プールのパフォーマンスを低下させないために取り外す必要があります。この問題はPowerShellユーティリティを使用して解決できます。
1. サーバ・マネージャで [Tools(ツール)] をクリックして [PowerShell] を開きます。
2. PowerShellで次のコマンドをひとつずつコピー・アンド・ペーストして、そのたびにEnterを押すように求められます。
2. PowerShellで次のコマンドをひとつずつコピー・アンド・ペーストして、そのたびにEnterを押すように求められます。
Get-PhysicalDisk
$missingDisk = Get-PhysicalDisk | Where-Object { $_.OperationalStatus -eq 'Lost Communication' }
$missingDisk | Set-PhysicalDisk -Usage Retired
Get-PhysicalDisk
PhysicalDisk-1に [Retired(廃棄済み)] と表示されます。
仮想ディスクの修理
1. [Virtual Disks(仮想ディスク)] で [Server Manager(サーバ・マネージャ)] > [Storage Pools(ストレージ・プール)] を選択し、[Virtual Disk(仮想ディスク)] を右
クリックして [Repair Virtual Disk(仮想ディスクの修理)] を選択します。
クリックして [Repair Virtual Disk(仮想ディスクの修理)] を選択します。
これで仮想ディスクが修理され、障害が発生した元のドライブへの参照を削除できるようになりました。
廃棄したドライブの取り外し
1. [Physical Disks(物理ディスク)] で [Server Manager(サーバ・マネージャ)] > [Storage Pools(ストレージ・プール)] を選択し、PhysicalDisk-1を右クリックして
[Remove Disk(ディスクの取り外し)] を選択します。
[Remove Disk(ディスクの取り外し)] を選択します。
2. [Remove Physical Disk(物理ディスクの取り外し)] ボックスが開きます。警告を読んで、[Yes(はい)] をクリックします。
3. 別の [Remove Physical Disk(物理ディスクの取り外し)] ボックスが開きます。情報を読んで [OK] をクリックします。
3. 別の [Remove Physical Disk(物理ディスクの取り外し)] ボックスが開きます。情報を読んで [OK] をクリックします。
これでストレージ・プールと仮想ディスクによるパフォーマンスの低下は起こらなくなり、障害が発生したディスクへの参照が削除されました。
注意:Seagate WSS NASを再起動すると、仮想ドライブが取り外されるため、手動で再度取り付ける必要があります。Seagate WSS NASを再起動した場合や電源を入れた場合でも、PowerShellのコマンドを使用して仮想ディスクが取り外されないようにすることができます。
PowerShellを使用して仮想ディスクを自動的に再取り付けする方法
1. 右上の [Server Manager(サーバ・マネージャ)] で [Tools(ツール)] をクリックして [PowerShell] を開きます。この手順では、仮想ディスクの
[Manually Attached(手動取り付け)] がTrueに設定されていることを示します。
2. 次のコマンドをPowerShellプロンプトにコピー・アンド・ペーストして、Enterを押します。
[Manually Attached(手動取り付け)] がTrueに設定されていることを示します。
2. 次のコマンドをPowerShellプロンプトにコピー・アンド・ペーストして、Enterを押します。
Get-VirtualDisk | Where-Object {$_.IsManualAttach –eq $True}
3. このコマンドをPowerShellプロンプトにコピー・アンド・ペーストして、Enterを押します。ここのコマンドではManualAttachがFalseに設定されます。
Get-VirtualDisk | Where-Object {$_.IsManualAttach –eq $True} | Set-VirtualDisk –IsManualAttach $False次のコマンドでは、ManualAttachがFalseに設定されたことが表示されます。再起動すると、仮想ディスクが自動的に接続されます。
4. コマンドをPowerShellプロンプトにコピー・アンド・ペーストして、Enterを押します。
Get-VirtualDisk
5. PowerShellを閉じます。