ドメインに追加する前の推奨手順
● Seagate WSS NASの日付、時間、およびタイムゾーンの設定をドメイン・コントローラと同じにします。
● 必要に応じてSeagate WSS NASのネットワーク名とホスト名を変更します。
● サーバ・マネージャを使用してストレージ・プールと仮想ディスクを作成できるようにストレージ管理を行います。
● ドメイン・コントローラのIPアドレスを、Seagate WSS NASのイーサネット接続のプロパティにある [TCP/IPv4 Properties Preferred DNS Server( TCP/IPv4プ
ロパティ優先DNSサーバ)] フィールドに追加することが必要な場合があります。
Seagate WSS NASをドメインに追加する
Seagate WSS NASデスクトップにSeagate WSS NAS Setup Assistantが表示されます。
1. ネットワーク名を変更またはドメインを追加するには、リンクをクリックします。
2. [System Properties(システムのプロパティ)] で [Change(変更)] をクリックします。
3. [Domain(ドメイン)] を選択して完全修飾ドメイン名を入力し、[OK] をクリックします。
4. Windowsセキュリティが表示されます。ドメイン管理者のユーザ名とパスワードを入力して、[OK] をクリックします。
5. 「Welcome to the domain(ドメインにようこそ)」メッセージ・ボックスが表示されます。[OK] をクリックします。
6. Seagate WSS NASを再起動します。
Windows Server Essentialsの設定
1. リモートデスクトップを使用してドメイン管理者としてSeagate WSS NASにログインします。
パスワード:ドメイン管理者のパスワード
例:
ダッシュボードの設定:Windows Server Essentialsの設定
1. Seagate WSS NAS Setup Assistantから[Setup dashboard(ダッシュボードの設定)] リンクをクリックします。
2. サーバ・マネージャの右上にある通知フラグをクリックします。
3. [Configure Windows Server Essentials(Windows Server Essentialsの設定)] リンクをクリックします。
事前準備確認ウィンドウが開きます。システム設定を確認してください。設定ウィンドウにSeagate WSS NASがドメイン・メンバーとして設定されていることが
表示されます。
4. [Configure(設定)]をクリックします。
注意:Seagate WSS NASのアップデートと準備には30分程度かかる場合があります。
5.設定が完了したら、[Close(閉じる)] をクリックします。
Windows Server Essentialsおよびダッシュボードの設定が完了したら、使用できるようになります。
Server Essentialsの設定でエラーが発生したり、完了できない場合は、以下のいずれかのオプションにより問題を解決できる可能性があります。
オプション1
1. Seagate WSS NASをワークグループ・モードに戻します。[System Properties(システムのプロパティ)] に進み、[Change(変更)] をクリックします。
[WORKGROUP(ワークグループ)] を入力して [OK] をクリックします。再起動が必要です。
2. [Server Manager(サーバ・マネージャ)] を開きます。
3. 右上の [Manage(管理)] をクリックして [Remove Roles and Features(役割と機能の削除)] を選択します。
4. [Roles(役割)] で [Windows Server Essentials Experience] を探し、選択を解除して [Next(次へ)] をクリックします。
5 .表示される指示に従ってWindows Server Essentialsを削除し、NASを再起動します。
6. (上記の「Seagate WSS NASをドメインに追加する」の手順に従って)Seagate WSS NASをドメインに追加し、再起動します。
7. [Server Manager(サーバ・マネージャ)] を開きます。
8. [Add roles and features(役割と機能を追加)] をクリックします。
9. [Roles(役割)] で [Windows Server Essentials Experience] を選択して Next(次へ)] をクリックします。
10. 表示される指示に従ってWindows Server Essentialsをインストールし、NASを再起動します。
11. [Server Manager(サーバ・マネージャ)] を開きます。
12. 右上の黄色の警告をクリックして [ConfigureWindows Server Essentials(Windows Server Essentialsの設定)] を選択し、表示される指示に従います。
オプション2
Seagate WSS NASオペレーティング・システムを再インストールします。
1. プロセスを開始する前に、すべてのデータをバックアップします。
2. [Server Manager(サーバ・マネージャ)] を開き、[File and Storage Services(ファイルとストレージのサービス)] > [Storage Pools(ストレージ・プール)] をク
リックします。
3. 仮想ディスクを削除し、ストレージ・プールを削除します。
NASオペレーティング・システムのリカバリ・プロセスの実行
4. クリップなどをSeagate WSS NAS背面のUSBポートの上にあるピンホールに差し込み、このボタンを押し続けます。
5. Seagate WSS NAS正面の電源ボタンを押してから離します。
6. 背部のリセット・ボタンを5秒間押し続けてから離します。電源/ステータス・ボタンのライトが約5分間点滅します。
7. 電源/ステータス・ボタンとファンクション・ライトが点滅しなくなったら、電源ボタンの下にあるファンクション・ボタンを押してWindows Storage Server 2012 R2
Essentialsのインストールを開始します。
インストールには20分程度かかる場合があります。
8. 電源/ステータス・ボタンのライトが点滅しなくなるまで待ってから、次の手順に進みます。
リモートデスクトップを使用してSeagate WSS NASにログインします。
1. ローカル・ネットワークのPCからMicrosoftリモートデスクトップを起動します。
2. Seagate WSS NASのデフォルト名、seagate-wss-nasを入力します。
3. [Connect(接続)] を選択します。
4. デフォルトのログイン名Administratorとパスワードadminを入力します。
5. ログインしたら、Seagate Setup Assistantを使用してWindows Storage Server 2012 R2 Essentialsオペレーティング・システムを再設定します。
Seagate WSS NASをドメインに追加する
次に、この記事ではじめに説明した手順を実行してドメインを追加します。